Everglow 1.5で確認済み(2026年10月10日)。
概要
| 項目 | Everglow 1.5 |
|---|---|
| モデル | Gemma 4 E2B(指示チューニング版、.litertlm形式) |
| 入手元 | litert-community(Hugging Face) |
| ランタイム | LiteRT-LM(Google製)、アプリに内蔵 |
| ダウンロード | 約2.6 GB、一度だけ、Wi-Fi接続時のみ |
| 整合性チェック | 固定したファイル版のSHA-256ハッシュ |
| 処理 | 標準はMetal経由のGPU、CPUも選択可 |
| コンテキスト枠 | 32,768または24,576トークン(端末のメモリで決定) |
| モデルへのリクエスト | 一度に1件 |
| 検索インデックス | 端末内で作成、Gemmaは使わない |
セットアップ
セットアップでは、AIを動かす方法を3つから選べます。このiPhone上、Everglow Cloud、自分のAPIキーです。iPhoneを選ぶと、Hugging Faceからモデルのダウンロードが始まります。ダウンロードの動きは次のとおりです。
- Wi-Fiのみを使い、モバイルデータ通信は使いません。
- ダウンロード中は画面が自動ロックされず、そのままアプリを使えます。Everglowを離れると、アプリを開いたままのほうが早く終わると通知されることがあります。
- 途中で接続が切れても、ダウンロード済みの部分は残り、再開を選べます。途中までのファイルが使えない場合は、最初からやり直すよう案内されます。
- モデルを読み込む前に、アプリは想定しているファイル版のSHA-256ハッシュと照合します。一致しないファイルは読み込まれず、削除されます。
- Hugging Faceが応答しない場合は、同じ照合を行うミラーのhf-mirror.comを試します。どのダウンロードサーバーも応答しない場合(アプリの説明では中国本土でよくあることです)、その旨を伝え、代わりにクラウドモデルのDeepSeekを提案します。
モデルは日記とは別に、アプリ自身の保存領域に置かれるため、EverglowのiCloudバックアップには含まれません。新しいiPhoneでは再度ダウンロードします。設定から削除して容量を空けることもできます。
iPhoneのメモリが関わるところ
セットアップでは、端末のメモリ量を確認します。モデルを動かすのに足りない場合、端末内AIは選択肢に表示されず、その理由とともに、Everglow Cloudまたは自分のAPIキーが案内されます。
メモリはコンテキスト枠も決めます。これはモデルが一度に保持できるトークン数で、読む内容と書く内容の両方を含みます。報告されるメモリが6.5 GB以上の端末は32,768トークン、それ以外は24,576トークンです。枠は共有なので、とても長い日記や長い会話では、返答に使える余地が小さくなります。
モデルが担うこと
- 新しい日記を読む。バックグラウンドで短い要約を書き、気分、登場する人物・場所・物事、テーマを読み取ります。
- 日記への質問。まず検索が候補の箇所を集め、モデルが関係のあるものを選びます。そのうえで、上限のある根拠(約6,000トークン、通常は最大12件の日記)から回答を書き、使った抜粋を日付つきで示します。
- 話し相手。チャットの返答は関連する日記を参考にします。端末内では、会話をターンごとに読み直すのではなく、読み込んだまま保ちます。とても長いチャットでは、古いやりとりはモデルの作業記憶から外れ、最近のやりとりが残ります。
- 人物や場所のページ。日記に登場する人物・場所・物事についての事実。それぞれ出典の日記にリンクしています。
- 日付の特定。書いた出来事がいつ起きたのかを割り出します。
モデルを使わないこと
- 書く、編集する、ブックマーク、キーワード検索。
- 意味で探す検索を支えるベクトル。EverglowはGemmaではなく、AppleのNaturalLanguageフレームワークを使って端末内で計算します。
- 関係マップの描画。マップ上の人物や関係は以前の読み取りから得たもので、その配置は通常のプログラムで行います。
- Markdownエクスポート、iCloudバックアップ、アプリロック。
リクエストは一度に1件
端末では、モデルへのリクエストを一度に1件だけ処理します。チャットや質問をすると、そのリクエストが優先され、バックグラウンドの読み取りは待つか、いったん止まって後でやり直します。大量のインポートは1件ずつ読まれます。アプリ自身の説明にもあるとおり、数百件の日記には時間がかかることがあり、アプリを終了してもインポートは中断したところから再開します。1回のインポートに限って、設定済みの別のエンジンを選ぶこともできます。
Apple Intelligenceは使いません
Everglowは独自のモデルとランタイムを搭載しています。バージョン1.5のAI機能は、Apple IntelligenceもAppleのFoundation Modelsフレームワークも使っていないため、Everglowの端末内AIは、Apple Intelligenceが使えるか、オンになっているかに左右されません。必要なのは、モデルのダウンロード、端末のメモリ、空き容量です。
トレードオフ
- 速度とバッテリー。端末内AIはホスト型AIより遅く、バッテリーも多く使います。アプリのセットアップ画面でも、この選択肢の欠点として両方を挙げています。
- 容量。モデルだけで約2.6 GB。アプリ本体とは別です。
- 深さ。コンテキストに上限のある小さなモデルです。ホスト型AIは一般に速く、長く詳しい質問にも強いです。
- 正確さ。どのAIも細部を間違えることがあります。日記への質問では使った抜粋が日付つきで示されるので、元の日記と照らし合わせられます。
- GPUかCPUか。設定でオフにしない限り、モデルはMetal経由でGPU上で動きます。設定画面にも、ほとんどの端末でGPUのほうが速いと書かれています。変更はアプリの再起動後に反映されます。
端末内AIとプライバシー
端末内AIでは、日記はiPhone上で処理され、AIのためにどこかへ送られることはありません。どのエンジンを使っても、日記はiPhone内に保存されます。モデルのダウンロードで日記の内容が送られることはありません。iCloudバックアップは別の任意の選択です。初めてEverglow Cloudや自分のAPIキーに切り替えるときは、提供元を示したうえで同意を求められます。
端末内AIはインターネットなしで使えますか?
はい。モデルを一度ダウンロードすれば使えます。日記を書く、日記に質問する、話し相手と話すことは、端末内モデルでオフラインでもできます。接続が必要なのは、ダウンロード、Everglow Cloudまたは自分のAPIキーの利用、iCloudバックアップのときです。
自分のiPhoneで動きますか?
EverglowにはiOS 17以降が必要です。端末内AIについては、セットアップ時に端末のメモリを確認します。足りない場合はその旨が表示され、Everglow Cloudまたは自分のAPIキーが案内されます。速度は端末によって異なります。
どれくらいの容量が必要ですか?
モデルが約2.6 GB、これにアプリ本体が加わります(App Storeの表示では約90 MB)。モデルは設定から削除できます。再び端末内AIを使うには、もう一度ダウンロードが必要です。
後からホスト型AIに切り替えられますか?
はい。設定で、端末内AI、Everglow Cloud、自分のAPIキーをいつでも切り替えられます。ダウンロード済みのモデルは、削除しない限り使える状態のまま残ります。
このモデルはChatGPTと同じですか?
いいえ。端末内モードでは、OpenAIのモデルではなく、GoogleのGemma 4 E2BをiPhone上で動かします。Everglow CloudはEverglowのサービスを経由してOpenAIにリクエストを送ります。自分のOpenAIキーを使うこともできます。どちらもリモートでの処理です。
EverglowはApple Intelligenceを使っていますか?
いいえ。Everglow 1.5は独自のモデルとランタイムを搭載しており、そのAI機能はApple IntelligenceもAppleのFoundation Modelsフレームワークも使っていません。